ま ど が た り

　世間様は浮かれ騒ぐ日だというのに、ほんのちょっとした作業のために出勤。
　そのまま帰るのもつまらないので、ちょうど21世紀美術館で開催されていた「MADOGATARI展」を見て行くことにしました。アニメ制作会社シャフトの展示です。



　展示物は主に原画で、ご自分で絵を描かれる方やデザインをされる方には結構参考になるであろう内容。逆にそういう方面に興味が薄いと、あまり楽しめないかも知れません。

　そして当然のことながら物販は大盛況。私は用がないのでするっと抜けてきましたが、買い物勢はご苦労様なことです。

Legacy of Tokugawa

　今回のお出掛けの目的の一つ、徳川美術館へ。分かってはいましたが、実際どれだけ時間があっても足りません。膨大な量の銘品の数々（全体のごくごく一部）でありました。

　もちろん、併設の徳川園へも足を運びます。



　なかなか良い周回式庭園でした。
　美術館の収蔵品も、この庭園も、ほんの百数十年前まで個人の資産だったのですよねえ……

濃尾の妙な空

　故あって、ヒュー様と名古屋方面までお出掛け。この日の濃尾平野は快晴でありながら甚だ妙な空で、道すがら「どう見てもあれは前線だろう」という単縦陣の雲が浮かんでいたり、着いたら着いたで、



　こんな毛皮一枚伸したかのような大きな雲が。思わず「うわぁ」と声が漏れたものです。

水天髣髴

　出張にて、宿の窓から。



　空とも海とも判じ難い、早朝の東京湾。

浮世絵にゃーん

　先週に続き今週も能登方面へのお出掛け。今回のお目当ては七尾美術館で開催の、《ニャンダフル！　浮世絵ねこの世界展》です。もちろん猫大好きマンであるロタール兄貴他を同道。

　テーマなのですから当たり前ではありますが、これでもかというほど猫尽くし。そして日本人は本当に擬人化大好き。国芳をはじめとする猫表現を思うさま堪能しました。

　そう言えば、今日でもよく、猫を自分の前に抱えて両前脚を持って盆踊りめいた動作をさせる（そして猫は凄く嫌がる）という描写がありますけれど、往時にも正にそれを描いた一品があり、猫の愛で方というのは普遍で不変なのだなあ、などと妙な感慨を抱いてしましました。自分で飼う気はないのですけれど、いいですね、猫。