小なりとて蔵書家

　今回の引っ越しで一番気にしていたのは、実は収納……より正確には本の収納だったりします。これまで床積みだったりダンボール箱入りだったりしていたのを、何とか解消しようという訳です。

　そこで今回は2階向けにいい本棚を2竿と1階向けに組み立て式の程々の本棚を2竿購入したのですが、新居の階段が嫌らしい作りで、いい本棚が2階に上がらなかったためキャンセルし、後日別の組み立て式の汎用家具を3竿買ってくるといったハプニングもありました。

　そして現在。追って処分するつもりのもの意外は概ね本棚に収まりはしましたが、かなり無理矢理な上に、結局まだ少し溢れています。そのうち、もう1竿くらい買ってこなくてはなりますまいね。いやはや、物要りです。

アイエエエ！ 人間椅子ナンデ！？

　今週のニンジャスレイヤーフロムアニメイシヨンを見ていましたら、EDに人間椅子の曲が流れてきて思わず繰り返し試聴。人間椅子、長らくファンなのです。
　人間椅子の楽曲が帯びる殺伐と哀愁は、ニンジャスレイヤーの世界観に合いますね。

　さて。私にしてしては本当に珍しく、最近定期的にアニメを視聴しています。上述のニンジャスレイヤーと、ビキニウォーリアーズと、ワカコ酒。
　もちろん元々興味があったり原作を知っていたりというのもあるのでしょうが、より大きいのは、ネット配信であるが故に、太古の昔と違って他のことをしながら見やすく、決まった日時でなくても見ることが出来、そして何より、いずれも一回の放映時間が短い（一番長いニンジャスレイヤーでも15分未満。他の2つはほんの数分）ため、ある種のスナック感覚で見られるところでしょうか。

　二十年以上定期的にアニメを見る習慣などなかった訳ですが、文明の進歩と表現の多様性とが新しい付き合い方をもたらしたようです。

歴史参照コミック二編

　ある事情により予想外に暇を持て余す時間が生じたので、本屋に寄って気になっていたコミックを少々購入。

　一つは『ふしぎの国のバード(1)』。旅行家イザベラ・バードの日本滞在記録をコミカライズしたものです。予想以上に良いものでした。原著だと結構表現がきついところがあるのですけれど、コミカライズの過程で適度なものになっています。それは良し悪しあるとは思いますが、活字記録をコミカライズする目的は広く読んでもらうということにあることを考えると、有りと言えましょう。

　もう一つは『猫暦(1)』。猫入り天地明察っぽいもの、と聞いて心惹かれました。読んでみたら確かにその通り、天文大好き少女と猫又の物語with江戸幕府天文方。史実の人物も続々登場、これは好きな人には堪りませんね。

泉鏡花伝

　つい先日、澁澤龍彦展目当てで泉鏡花記念館に足を運んだところで出版になるというのも何かの縁だろう、ということで購入しました『水木しげるの泉鏡花伝』と、泉鏡花記念館の観覧券。観覧券は最初から、使用後に栞にすることが想定されたデザインです。



　流石水木しげると言うべきか。良い一冊でした。

せんりひん

　夏祭りにお出掛けになったまよじる兄さんに、いろいろとお買い物をお願いしました。
　幸い、ご帰還のところをちょうどキャッチ出来て、即日受け取り。



　突然のお願いにも応じて頂き、感謝の極み。
　さあ、早速読みながら、タンブラーで麦酒を飲むのですよ。