筑紫への温故の旅

　今年のうちにどうしてもやっておきたかったことの一つ。それが、


　九州上陸。

　いろいろな都合があって、一日休みを作って行ってきました。
　しかし皆様ご存知の通り、今週は台風15号の影響で交通は全面的に影響を受けていて、とても予定通りの出発・運行が見込める状況ではありませんでした。結局、当初予定の時間より大分遅れて博多駅に到着。それでも、実家より近いんですよね、博多……時間的にも、金銭的にも……。

　ともあれ、遅着は計画の中に織り込み済みですから当初のプランから予備プランに切り替えて、早速駅周辺を観光。

　まずは駅のすぐそば、住吉神社。オリジンオブ住吉。




　緑に包まれた、静かな境内でした。けれど地元の方と思しき参拝者がぽつぽつと訪れ、絶えることはありませんでした。


　参拝後、近くの楽水園へ。




　庭園はともかく、目を引いたのは外塀の博多塀。兵火による焼け石・焼け瓦を粘土で固めて作った土塀だそうで、見た目と質感に面白い味わいが出ています。


　それから、キャナルシティを横目に見つつ、歩くこと暫し。
　由来が諸説ある謎の神　大幡主大神を中殿に祀る、博多の総鎮守です。




　楼門に掛かる扁額の「稜威」の字と、同じく楼門内天井の恵方盤が素敵。


　この後、福岡城跡まで足を伸ばそうかと思いましたが、宿のチェックインの時間が近づいていたので翌日に回すことにして、駅のそばまで引き上げました。

　チェックイン後、身支度しておでかけ。今回の旅の最大の目的、十数年ぶりに友人の以蔵殿に会うためです。
　世間的には週末に相当する日ですから、早めに始めたほうが良かろうと、17時に待ち合わせて即飲み屋へ。飲み食いして駄弁って、一頻り満足したら喫茶店に移動して駄弁って、まだまだということでファストフード店に移動して駄弁って……
　しばらくぶりながら、以蔵殿は期待通りのナイスガイでした。善哉善哉。距離が距離なのでそう簡単に会える訳ではありませんが、また機会があればいいですね。