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「難読」について思うこと [ことのは徒然]

 世でそれなりの頻度で話題になるもの、「難読◯◯」。まず大抵は、「難読地名」か「難読人名(特に姓)」でありましょう。もちろん私もこういう無駄な知識が大好きなものですから、概ね楽しく見ているのですが、「それは『難読』と言えるのか?」と思うことが多々あります。

 もちろん、地名であれば当地近くの人は読めて当然でしょうし、その他の人生上の経験・学んできたジャンルの違いなどによって、読み易かったり読み難かったりするのも当然のことです。その上で、私のイメージとしての「難読」の基準というものがあって、それは違うんじゃないか? と思ったりする訳です。

 例えば。ここ石川にも結構難度が高いと言われる地名がありますが……

 動橋
 鳳至
 左礫
 額
 
 を例に出してみましょう。上二つは、石川近辺の人でないと相当難度が高いでしょう。

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メモ: 法律家の卵とのおはなし [ことのは徒然]

 メモなので実際のやりとりを大分端折ったり順序を入れ替えたりしています。



「他人の所有する紙幣を破損したら、器物損壊罪?」
「器物損壊罪」
「他人の所有するポイントカードを破損した場合、器物損壊罪? 電子計算機損壊等業務妨害罪?」
「多分、器物損壊罪。ポイントカードは電磁的記録に当たらないと思われる」
「ポイントカードをハックしてポイントを水増しして、それを相手方に正しいものと認識させたら電子計算機使用詐欺罪?」
「有価証券偽造罪かも。ポイントカードは有価証券に当たる。ちなみに、クレジットカードの場合は支払い用カード電磁的記録不正作出罪。これは、準備行為の時点で犯罪となる9つの罪の一つ。残りは殺人罪、通貨偽造等準備罪、外患予備罪、内戦予備罪、私戦予備罪、放火予備罪、強盗予備罪、身代金目的略取等予備罪。覚え方は『さつがなしほごしろか』(殺通外内私放強代カ)」
「『アプセトネデブ』(OSI参照モデルの覚え方)とか『むすめふさほせ』(百人一首の一字決まり)的な覚え方だなあ」
「一定量のポイントを貯めるまで何のサービスとも交換できないポイントカードは、ポイントが貯まるまでは法律的にただの紙?」
「あれば、判例によると思われ。半数などある一定のラインを設けて、どちらに近いか判定するのではないかと」
「ポイントカードといえば、あのポイントは企業にとっては負債扱いで、貸借対照表に記載されるんすね」
「それは初耳」
「課税も検討されているらしい」



 こんなチャットをしている、僕らです。

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「あし」と「わろし」の使い分け [ことのは徒然]

「何でも略語にすればいいってもんじゃない」
 そう職場で日々痛感する管理人です。御機嫌よう。

 それは扠措き、今回は自分の若気の至りをちょいと思い起こすことになるネタなので、些か心に痛みを覚えますが、それも仕方ないこと。
「完全否定」は軽々しく使わないのが大人の言辞というものだよね、というお話。



 最近はいろいろなコミュニケーションツールが発達・普及しておりまして、それに伴って昔よりも「口コミ」というものの影響力が大きくなり、また人々がそれを頼りとすることもまた大になっております。
 要は、あらゆるものについて個人レベルで簡単気軽に批評、とまでは言わずとも感想なり評価なりを不特定多数に発信することが出来、またそれを情報の当てにする人々も決して少なくない、という状況である訳です。

 さて。こういった環境下では、発信側はその簡単さ・気軽さ故に「不特定多数に対し発信した」という意識が希薄になりがちです。気軽に、見知った人間を相手にするように、ほいほいと発信してしまっている例が少なからず見られます。
 しかし、ここで「不特定多数に対し発信した」即ち「不特定多数に言動を見られる」ということを、意識から外してはなりません。「不特定多数に見られる」ということは、「自分の意図しない相手にも影響を与えかねない」ということです。


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「中食」という語について [ことのは徒然]

 突然ですが、皆様「中食」という単語を見掛けたならば、何と読まれますでしょうか。

 古語・古典の素養がある方ならば、迷わず「ちゅうじき」と読まれることかと思います。「ちゅうじき」には微妙なニュアンスが幾つかありますが、大雑把に今で言うところの「昼食」と思っておればそう外れはしません。

 ところが昨今では、これを「なかしょく」と読むようです。読みは分からなくても実際この語が出てくる文脈から意味は察しがつきますが、「外食と家庭内食の中間」即ち「弁当・惣菜等を買って帰ってする食事」のことのようです。

 何年か前からこの「なかしょく」の用例はありましたし、理解もするのですが、何だか安易な言葉だなあ、という気がします。しかし、既に「外食」と「内食」という語がある中でその中間をどうやって表現するのかというと、確かに「中食」というのが妥当でありましょう。「間食」では大分と意味合いが違ってきます。

 ああ、これが言葉の変化という奴か、と、妙に得手勝手納得した次第の私ですが、世間の皆様はそうでもないんですかねえ。最初から違和感なく「なかしょく」と読んでしまうのかしらん。
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麺町麹町虚々実々 [ことのは徒然]

 ラーメンズの古いネタに読書対決シリーズというのがあって、その一つに「白雪姫は(中略)学校にも行かせてもらえず、麹町を『めんまち(麺町)』と読んでしまうのでした」というフレーズがあるのですが……

 まさか、これをリアルに目にすることになろうとは!

 以前から、「とす」と振り仮名が振ってあるのに鳥栖を「鳥柄」と入力するなど、非常極めて残念な感じのする御仁のやらかしたものですが、今回のは別口で知っているネタだけに、心中大爆笑でした。ただ、きっと他に知っているだろう人はいないので、笑いは己の心だけに留めて訂正を指示した私です。

 それにしても、テレビなんぞでもしばしば「東京都千代田区麹町」などというフレーズはよく出てくるはずなのですがねえ。麹町には日テレのGスタがありますから。
 前述のように、振り仮名が振ってあるのにも関わらず振り仮名を無視した入力間違いをするというのも理解に苦しみますが、かくもメジャーな地名をべったべたな形で間違うというのも摩訶不思議。

 そして何より残念なことは、これが、職場での出来事だということです。その辺のオフでの出来事ならまだ笑って済ませますが、割と住所が命の仕事ををしている我らですから、これはどうなんだと言わざるを得ません。がっかりにも程があります。
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