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ネフェルティティ/フェスティバル(再) [アンプラグドゲーム]

 SNATCHER君の新入荷ゲームのご開帳を兼ねた、久々のボドゲ定例会。何気に招集日を間違えて、昨日ぐったりとしていたのは内緒です。

 さて、今回のご開帳は「ネフェルティティ」。

nefertiti01.jpg

・ネフェルティティ/ボードゲーム/3~4人
 王妃に贈るための贈り物を巡っての、競りゲーム。手持ちのお金を使ってなるべく価値の高いものを、なるべく独占するように競り落とします。贈り物はそれを持っている人数が少ないほど価値が高いので、他のプレイヤーの手に渡らないようにするのが重要です。
 最終的には贈り物の価値の合計がポイントとなり、最も多くのポイントを獲得したプレイヤーが勝利します。

 このゲームの面白いところは、競りの対象である「市場」が常に3つ立っていること。つまり並行して3つの競りが進行するのですが、各手番にはどれか一つの市場に対してしかビッド出来ないので、攻めるにしても、相手を牽制するにしても、手順や他プレイヤーの動きをよく考えないといけません。

 また、一番で競り落とすと特殊行動をとるためのチップが手に入ったり、一度に2つの贈り物が手に入ったりするなど、一番ならではのメリットは多いですが、二番手以降にも意味があるというのが、このゲームの大事なところ。
 二番手以降のプレイヤーは、まだ残っている品物を一つ引き取ってもいいですし、その市場にそれまで支払われて貯まっているお金の半分を持っていくことも出来るのです。ゲームを通して、お金の補充はほぼこの選択によって賄うしかないので、敢えて二番手につけてお金を狙う、というプレイも重要になってきます。

 各プレイヤーの情報は完全に公開されているので、トリック要素はありませんが、前述の一番で競り落とした時だけ入手の権利があるチップを使った特殊行動は使いどころによってかなり強力なので、勝負は結構波乱含みになります。割と中盤から気が抜けず、盛り上がるタイプの競りゲームと言えるでしょう。



 さて、もう一作。こちらは以前に一度取り上げていますが、私自身がオーナーになってから初のプレイなので、記念で。

festival.jpg

・フェスティバル/カードゲーム/4~5人
 サーカスの座長による、サーカスのための芸人スカウトがモチーフのゲーム。とは言え、競りでもトリックテイキングでもありません。
 各手番に、手渡されたカードの中から自分の欲しい1枚を選び、それを伏せて取るか、他プレイヤーに公開しつつ取るかし、残りを次の順番の人に渡す。これを、10回繰り返します。
 アクションとして、プレイヤーがやることはたったこれだけです。しかしたったこれだけの中に駆け引きが詰まっているのが、このゲームの工夫の面白いところ。

 このゲームの肝は、「情報」です。場には大体どのタイプの芸人がどのくらい出回っているのか、誰がどのくらいどの芸人を集めているのか。そういったことを、情報の断片から当たりをつけながら、自分はどの芸人をどのくらい集めるのかという方針を決めるのですが、その情報の断片に、先ほどのアクションが大きく関わります。
 カードを伏せて取ると、当然他プレイヤーには自分が何を取ったか分かりません。つまり、相手に情報を与えません。しかし、次の回の手番は遅く回ってきます。つまり、選択肢が少なくなり、またその回にどんなカードが出回ったのかの情報も少なくしか得られません。
 逆にカードを公開して取ると、他プレイヤーには自分が何をとったかばれてしまいますが、次の回の手番は早く回ってくるため、選択肢は多く、またどんなカードが出回ったのかということについて、より多くの情報を得ることが出来ます。また、相手に自分の取ったカードを知らせることは、ブラフや圧力に使うことも出来ます。

 最終的に、5つある芸人のタイプそれぞれについて、一番目もしくは二番目に多く集めたプレイヤーに得点が入ります。また、より多くのタイプの芸人で得点した場合にもボーナス点が入ります。しかし、どのプレイヤーも集める芸人は全部で10人と決まっています。その10人をどのタイプにどれだけ割り振るのか。アクションのシンプルさに見合わないこの駆け引きが楽しいゲームです。
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