天神様のお膝元

　福岡を後にして、向かいましたのは太宰府。
　もちろん行く先は、



　太宰府天満宮（with飛梅）！
　ちょうど境内で池坊の展覧会もやっていて、現代生花のなかなかシャープでヴィヴィッドな感性に驚かされたりもしました。

　参拝し、宝物館を見物した後、案内の矢印に従ってトコトコ歩いて行きますと、



　何故だかこんな地下鉄駅の如き長大なエスカレーターに乗せられ、その先の暗い動く歩道に乗せられ、更にその先には……



　トンネルを抜けると、そこは九州国立博物館でした。入れ物、でかっ！

　折悪しく、今回は常設展示のみ。しかもあとたった4日後には契丹展開催とのことで、無念の思いをしましたが、本題は別のところにある旅でしたので致し方なし。
　常設展示は、文化交流が主要テーマのためでしょうか、他の博物館に比べ、「うわあ宝物庫だ」と感じさせる度合いが大きいように思います。煌びやかな芸術的展示物が多いのですね。

　ひと通り見て回り、戻り際に門前通りで念願の梅ヶ枝餅を食しました。あんこ餅、美味。
　しかし気になるのは、真の梅ヶ枝餅の食べ方というのは、梅ヶ枝餅二つで更に餡を挟んで食べるのだとかいう話。本当ですかいな……

　さて、太宰府天満宮でちょいと用を足したくなって、探し当てましたなら、



　ちょっと入るのを躊躇ってしまった私です。おいら悪い子。　


　ともあれこうしてさいふまいりを済ませ、博多駅構内でとんこつラーメンを食べ、一服した後、帰途につきました。九州まで行っておきながら一泊二日と慌ただしい旅でしたが、私の旅はいつもそんなもんです。まだそれをやれる体力があるということですね。あと十年もしたら、どうですかねえ。

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　最後に、帰りのサンダーバード車中で。



　あれ？　私の席のトレイだけ、飲み物立ての穴の滑り止めゴムが、無いよ？　何でー？